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サイディング直貼り工法の現状と将来性とは?メリット・デメリットを解説2025.07.26

サイディング直貼り工法の現状と将来性とは?メリット・デメリットを解説

サイディングの外壁、実は施工方法によって寿命やメンテナンスが大きく変わることをご存知でしょうか?
近年、住宅の外壁材として広く普及しているサイディングですが、その施工には「直貼り工法」と「通気工法」の2種類が存在します。
それぞれにメリット・デメリットがあり、適切な選択が住宅の長期的な維持管理に大きく影響するのです。
今回は、サイディング直貼り工法の現状と将来性について、詳しく見ていきましょう。
直貼り工法を選択する際のメリット、デメリット、そして将来的な展望を踏まえることで、リフォーム計画の参考になれば幸いです。

サイディング直貼りのメリット

工期短縮によるコスト削減

直貼り工法は、通気工法に比べて工程がシンプルです。
そのため、工期を短縮でき、人件費などのコスト削減につながります。
特に、短期間でのリフォームを希望する場合には、大きなメリットとなります。
迅速な施工は、生活への影響も最小限に抑えることができます。

デザイン性の自由度向上

直貼り工法は、外壁下地への施工が容易なため、デザイン性の高いサイディング材の選択幅が広がります。
複雑な形状や特殊な素材のサイディングも、比較的容易に取り付けることができます。
個性的で魅力的な外観を実現したい方には、最適な工法と言えるでしょう。
住宅のデザイン性を重視する方にとって、大きな魅力となるはずです。

軽量化による構造への負担軽減

直貼り工法は、通気工法に比べて軽量なため、建物の構造体への負担を軽減できます。
特に、古い住宅や耐震性に不安のある住宅のリフォームにおいては、重要なメリットとなります。
建物の寿命を延ばす観点からも、軽量化は有効な対策と言えるでしょう。
安心してリフォームを進められる要素の一つです。

サイディング直貼りのデメリットと将来性

結露リスクと劣化問題

直貼り工法は、外壁とサイディングの間に通気層がないため、湿気がこもりやすく、結露が発生するリスクが高まります。
結露は、サイディングの劣化を促進し、建物の耐久性を低下させる原因となります。
また、カビや腐食を引き起こす可能性もあるため、注意が必要です。
長期的な視点で見た場合、深刻な問題となる可能性があります。

メンテナンス方法と費用

直貼り工法の場合、外壁の劣化が進行すると、塗装だけでは対応できず、サイディングの張り替えやカバー工法が必要になることがあります。
これらの工法は、塗装に比べて費用が高額になるため、事前に予算を確保しておく必要があります。
また、張り替えやカバー工法は、工期も長くなる傾向があります。

直貼り工法の現状と将来予測

かつては主流だった直貼り工法ですが、結露や劣化の問題から、現在では通気工法が標準となっています。
そのため、今後、直貼り工法を採用した住宅は減少していくと予想されます。
新築住宅においては、直貼り工法はほとんど採用されなくなっています。

直貼り工法の見分け方

サイディング外壁の下端と水切り板金との隙間を定規などで確認することで、直貼り工法か通気工法かを判断できます。
隙間が1cm~1.6cm程度であれば直貼り工法、2.5cm~3.0cm程度であれば通気工法の可能性が高いです。
ただし、これはあくまで目安であり、確実な判断には専門家の調査が必要です。

まとめ

サイディング直貼り工法は、工期短縮やコスト削減、デザイン性の自由度向上、軽量化といったメリットがある一方、結露リスクや高額なメンテナンス費用といったデメリットも存在します。
現在では通気工法が主流となっており、今後直貼り工法の割合は減少していく見込みです。
リフォームを検討する際は、それぞれのメリット・デメリットを理解し、自邸の状況や予算、将来的なメンテナンス費用などを考慮した上で、最適な工法を選択することが重要です。
専門業者に相談し、適切なアドバイスを受けることをお勧めします。

当社では、高品質かつ丁寧な塗装を行っております。
新潟市・三条市・新発田市で外壁塗装をお考えの方は、お気軽にお問い合わせください。



記事の監修者
馬場利久(ばば としひさ)

株式会社ホームコート 代表取締役

平成5年より外壁塗装業界に入る。
赤外線建物診断技能士、サイディング塗替診断士の資格を所有。
新潟県新潟市を中心に15,000件以上の施工実績を持つ。
「出会いに感謝」をモットーに、高品質かつ丁寧な施工を行っている。