外壁のひび割れの原因とは?タイプ別原因と対処法を紹介2025.09.07

外壁にできたひび割れ。その原因を特定することは、適切な対策を講じる上で非常に重要です。
放置すると雨漏りや建物の劣化につながる可能性もあるため、早急な対応が求められます。
本記事では、外壁のひび割れの原因をいくつかご紹介し、それぞれの原因に合わせた対処法についても解説します。
Contents
外壁のひび割れの原因は何か
経年劣化によるひび割れ
建物の経年劣化は、外壁のひび割れの主要な原因の一つです。
長年にわたる紫外線や風雨による影響で、外壁材そのものの耐久性が低下し、ひび割れが発生します。
特に、モルタルやサイディングなどの外壁材は、経年劣化によって強度が弱まり、小さなひび割れから徐々に拡大していくケースが多く見られます。
こうしたひび割れは、特に目立たない部分で進行していることも多いため、定期的な点検が不可欠です。
ひび割れの状態によっては、塗装の補修や外壁材の局部的な交換が必要となる場合もあります。
ひび割れの状況を詳細に確認し、適切な修繕を行うことで、建物の寿命を延ばすことができます。
地震によるひび割れ
地震による揺れは、外壁に大きな負担をかけ、ひび割れを引き起こす可能性があります。
地震の規模や建物の構造、外壁材の種類などによって、ひび割れの大きさや発生箇所は異なりますが、特に大きな地震の際には、目に見える大きなひび割れが発生することもあります。
地震によるひび割れは、建物の構造的な問題につながる可能性もあるため、専門家による点検が強く推奨されます。
ひび割れの状況によっては、補修だけでなく、建物の構造的な補強が必要となる場合もあります。
地震後は、建物の状態を丁寧に確認し、必要に応じて専門家の意見を仰ぎましょう。
施工不良によるひび割れ
外壁の施工不良は、ひび割れを引き起こす大きな要因となります。
例えば、下地処理が不十分であったり、使用する材料の品質が悪かったり、施工手順に問題があったりする場合、外壁に負担がかかりやすく、ひび割れが発生しやすくなります。
また、適切な養生が行われていない場合も、ひび割れのリスクが高まります。施工不良によるひび割れは、建物の耐久性に大きく影響するため、早期発見と適切な対応が重要です。
施工不良が原因である場合は、施工業者に責任を問うことも検討しましょう。

ひび割れのタイプ別の原因と対処法
ヘアークラックの原因と対処法
ヘアークラックは、髪の毛のように細いひび割れで、主に外壁材の乾燥収縮や経年劣化によって発生します。
通常は深刻な問題とはならず、見た目上の問題にとどまることが多いですが、放置するとそこから水分が浸入し、内部の腐食につながる可能性もあります。
対処法としては、ひび割れに沿ってコーキング材を充填し、ひび割れを塞ぐ方法が一般的です。
この場合、適切なシーリング材を使用することが重要です。
また、ひび割れが拡大している場合は、外壁材の補修が必要となることもあります。
構造クラックの原因と対処法
構造クラックは、ヘアークラックよりも幅が広く、深さが深いひび割れで、建物の構造的な問題を示唆している可能性があります。
地震や地盤沈下、施工不良などが原因として考えられます。
構造クラックは、放置すると建物の強度低下や倒壊のリスクにつながるため、早急に専門家による点検が必要です。
対処法としては、ひび割れの原因を特定し、適切な補修工事を行う必要があります。
場合によっては、大規模な修繕工事が必要となることもあります。

まとめ
外壁のひび割れは、経年劣化、地震、施工不良など様々な原因によって発生します。
ひび割れのタイプや大きさ、位置などを確認し、原因を特定することで、適切な対処法を選択することができます。
小さなひび割れでも放置すると、深刻な問題に発展する可能性があるため、定期的な点検と早期の対応が重要です。
ひび割れを発見した際は、状況に応じて当社のような、専門業者に相談することをお勧めします。
株式会社ホームコート 代表取締役
平成5年より外壁塗装業界に入る。
赤外線建物診断技能士、サイディング塗替診断士の資格を所有。
新潟県新潟市を中心に15,000件以上の施工実績を持つ。
「出会いに感謝」をモットーに、高品質かつ丁寧な施工を行っている。