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外壁コーキング打ち増しの最適なタイミングとは?材料についても解説2025.09.26

外壁コーキング打ち増しの最適なタイミングとは?材料についても解説

外壁のコーキングが劣化し、雨漏りなどが心配な状態ではないでしょうか。
長年風雨に晒された外壁のコーキングは、ひび割れや剥がれなどが生じ、建物の防水性を損なう可能性があります。
そのため、適切な時期にコーキングの打ち増し工事を行うことで、建物の寿命を延ばし、安心して暮らせる環境を維持することができます。
今回は、外壁コーキングの打ち増し工事について、具体的なタイミングや材料を解説します。

外壁コーキングの打ち増し工事の適切なタイミング

コーキングのひび割れや剥がれは打ち増しが必要なサイン

コーキングにひび割れや剥がれが生じている場合は、打ち増しが必要なサインといえます。
これらの状態は、雨水が建物内部に浸入するリスクを高めます。
そのため早めの対処が必要です。
ひび割れや剥がれが目立つ箇所だけでなく、周辺部分も劣化している可能性が高いので、広範囲での打ち増しを検討しましょう。
さらに、劣化の程度によっては、既存のコーキングを完全に除去してから新しいコーキングを充填する必要があります。
また、定期的な点検も重要です。

雨漏りのリスクがある場合は早急に打ち増しを検討

雨漏りが発生している、もしくは発生する可能性が高い場合は、早急にコーキングの打ち増し工事を検討する必要があります。
雨漏りは建物構造に深刻なダメージを与える可能性があります。
そして、放置すると大規模な修繕が必要となるケースもあります。
雨漏りが発生している箇所を特定し、その周辺のコーキングを重点的に点検しましょう。
また、もし雨漏りが確認された場合は、専門業者に相談し、適切な対処法を検討することが重要です。
さらに、日頃から屋根や外壁の状態をチェックすることも大切です。

コーキングの劣化が軽微な場合は補修で対応可能

コーキングの劣化が軽微な場合は、打ち増しではなく補修で対応できる可能性があります。
ひび割れや剥がれが小さく、雨水の浸入リスクが低いと判断された場合は、既存のコーキングを補修することで、費用を抑えつつ建物の防水性を維持することができます。
しかし、補修だけでは不十分な場合もあります。
そのため、専門家の判断を仰ぐことが重要です。
ひび割れにシーリング材を充填するなどの簡単な補修であれば、DIYでも対応可能です。
一方で、大規模な補修は専門業者に依頼する方が安心です。

プロによる診断で適切な対処法を判断

コーキングの劣化状態を正確に判断し、適切な対処法を選択するためには、専門業者による診断が不可欠です。
プロは、目視による検査に加え、必要に応じて特殊な機器を用いて建物の状態を詳細に調べます。
診断に基づいて、打ち増し、補修、またはその他の対応策を提案してくれます。
診断費用は業者によって異なります。
そのため、見積もり時に確認しておきましょう。
また、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することも重要です。

外壁コーキング打ち増しの適切な材料は?

変成シリコン系コーキング材が耐久性と耐候性に優れている

変成シリコン系コーキング材は、耐久性と耐候性に優れており、外壁コーキングの打ち増しには最適な材料と言えるでしょう。
紫外線や雨風による劣化に強く、長期間にわたって建物の防水性を維持できます。
価格はやや高めですが、長期的なコストパフォーマンスを考えると、変成シリコン系コーキング材を選ぶメリットは大きいといえます。
施工性も良好で、仕上がりも美しいので、多くのプロが採用しています。
さらに、様々なカラーバリエーションがあるため、外壁の色に合わせて選ぶことができます。

ウレタン系コーキング材は価格が安価だが耐久性が低い

ウレタン系コーキング材は、変成シリコン系コーキング材に比べて価格が安価であるというメリットがあります。
しかし、耐久性や耐候性はやや劣るため、外壁コーキングの打ち増しにはあまり適していません。
特に、紫外線に弱いため、日当たりの良い場所に使用する場合は、劣化が早まる可能性があります。
短期的な補修には有効ですが、長期間の防水性を求める場合は、他の材料を選択する方が良いでしょう。
また、変色しやすいというデメリットもあります。

油性系コーキング材は塗装との相性が悪い場合も

油性系コーキング材は、塗装との相性が悪い場合があり、注意が必要です。
塗装との密着性が低いと、コーキング材が剥がれたり、ひび割れを起こしたりする可能性があります。
外壁の塗装の種類によっては、使用できない場合もあるので、事前に確認が必要です。
また、環境への負荷も考慮すると、近年ではあまり使用されなくなっています。
そのため、他のコーキング材を選ぶ方が良いでしょう。

外壁材との相性も考慮して材料を選ぶ

コーキング材を選ぶ際には、外壁材との相性も考慮することが重要です。
使用するコーキング材が外壁材と適切に接着しなければ、防水効果が十分に発揮されません。
外壁材の種類によっては、特定のコーキング材が推奨されている場合もあります。
そのため、専門業者に相談して最適な材料を選択しましょう。
適切な材料選びは、工事の成功と建物の長寿命化に大きく貢献します。
また、建物の美観を維持するためにも、外壁材との色合いを考慮することも大切です。

まとめ

今回は、外壁コーキングの打ち増し工事について、適切なタイミング、材料を解説しました。
コーキングの劣化は、雨漏りなどのリスクにつながるため、適切な時期に打ち増し工事を行うことが重要です。
軽微な劣化であればDIYで対応できますが、高所作業や広範囲の工事は専門業者に依頼することをお勧めします。
業者を選ぶ際には、実績、保証内容、アフターフォロー体制などを確認し、信頼できる業者を選びましょう。
適切な対応を行うことで、建物の寿命を延ばし、安心安全な住まいを維持することができます。



記事の監修者
馬場利久(ばば としひさ)

株式会社ホームコート 代表取締役

平成5年より外壁塗装業界に入る。
赤外線建物診断技能士、サイディング塗替診断士の資格を所有。
新潟県新潟市を中心に15,000件以上の施工実績を持つ。
「出会いに感謝」をモットーに、高品質かつ丁寧な施工を行っている。