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鉄骨階段の錆びはなぜ起こる?塗装で安全を保つメンテナンスのポイント2026.01.11

鉄骨階段の錆びはなぜ起こる?塗装で安全を保つメンテナンスのポイント

多くの建物で、その耐久性とデザイン性から採用されている鉄骨階段。
しかし、屋外に設置されることが多いため、風雨や湿気に晒され、時間の経過とともに錆びの発生が懸念されます。
この錆びは、単に見た目を損なうだけでなく、階段本来の強度や安全性を脅かす可能性を秘めているため、その原因と影響を正しく理解し、適切な対策を講じることが不可欠です。
今回は、鉄骨階段の錆びのメカニズムと、放置した場合のリスク、そしてそれを防ぐための効果的な塗装メンテナンスについて詳しく解説します。

鉄骨階段が錆びる原因と放置するリスク

水分と酸素による酸化が主な原因

鉄骨階段における錆びの発生は、鉄が空気中の酸素と水分に触れることで起こる化学反応、すなわち酸化が主な原因です。
この酸化プロセスは、鉄の表面に付着した水分が電解質となり、鉄原子をイオン化させ、それが酸素と結合して赤茶色の酸化鉄(錆び)を生成するというメカニズムで進行します。
特に、雨水や湿気の多い環境、あるいは海岸部における塩分、都市部での酸性雨や排気ガスに含まれる成分は、この酸化反応を著しく促進させる要因となり、錆びの進行を早めることに繋がります。

構造強度が低下し破損リスクが高まる

階段の構造部材である鉄骨に錆びが発生し、それが進行すると、金属内部へと腐食が浸食し、部材の断面積が実質的に減少していきます。
これにより、鉄骨本来が持っていた設計上の強度や剛性が著しく低下し、特に地震や積雪、さらには人々の日常的な通行による繰り返しの負荷に対して、破損や崩落といった重大な事故を引き起こすリスクが格段に高まります。
見た目には軽微な錆びでも、内部では深刻な腐食が進んでいる可能性があり、安全性の観点から早期の対策が求められます。

見た目が劣化し資産価値が低下する

鉄骨階段に発生した錆びは、その赤茶色や黒ずんだ色合い、そして進行した場合には塗膜の剥がれや粉状の錆びとなって、階段の外観を著しく損ないます。
これは、建物全体の美観を低下させるだけでなく、訪問者や居住者に管理が行き届いていないというネガティブな印象を与えかねません。
不動産としての価値を評価する際にも、劣化は明確なマイナス要因となり、売却や賃貸の際の市場価値を低下させる直接的な原因となります。

鉄骨階段の塗装で錆びを防ぎ安全性を保つには

塗装は鉄骨階段を錆から守る最も効果的な手段

鉄骨階段を長期間にわたって錆びから守り、その構造的な安全性を維持していく上で、塗装による保護は最も直接的かつ効果的な手段と言えます。
塗装は、鉄骨表面に強固な被膜を形成することで、錆びの原因となる水分や酸素が鉄と接触するのを物理的に遮断します。
特に、防錆性能に優れた下塗り塗料(錆止め塗料)と組み合わせることで、より確実な錆び防止効果を発揮し、鉄骨階段の耐久性を飛躍的に向上させることが可能となります。

5〜7年ごとの定期的なメンテナンスが推奨される

塗装による保護効果は、紫外線や風雨、温度変化といった外部環境の影響を受けて徐々に劣化していきます。
そのため、一度塗装したからといって永続的に効果が持続するわけではありません。
一般的に、鉄骨階段の塗装メンテナンスは、5年から7年程度を目安に定期的に行うことが推奨されています。
このサイクルで点検・再塗装を行うことにより、塗膜の劣化が軽微な段階で補修することができ、錆びの発生を未然に防ぎ、階段の健全な状態を長く保ち続けることができます。

基本的な塗装工程は下地処理錆止め上塗り

鉄骨階段の塗装作業は、その品質と耐久性を確保するために、いくつかの重要な工程を経て進められます。
まず、古い塗膜や錆び、汚れなどを除去する「下地処理(ケレン)」が不可欠であり、これが塗装の密着性を左右します。
次いで、鉄骨の錆びを強力に防ぐための「錆止め塗料」を塗布します。
最後に、耐久性や耐候性に優れた「上塗り塗料」を複数回(中塗り、上塗り)塗り重ねることで、美観を回復させるとともに、外部環境から鉄骨をしっかりと保護し、長期的な耐久性を実現します。

まとめ

鉄骨階段の錆びは、水分と酸素による酸化という避けがたい自然現象によって発生し、放置すると構造強度の低下や資産価値の低下といった深刻な問題を引き起こします。
これを防ぎ、階段の安全性を維持するためには、定期的な塗装メンテナンスが最も効果的です。
一般的に5〜7年ごとの実施が推奨されており、丁寧な下地処理、錆止め塗料の塗布、そして上塗り塗料による仕上げという工程を経ることで、鉄骨階段は長期にわたりその機能と美観を保つことができます。
愛用する建物の安全と価値を守るため、日頃からの点検と計画的なメンテナンスを心がけましょう。



記事の監修者
馬場利久(ばば としひさ)

株式会社ホームコート 代表取締役

平成5年より外壁塗装業界に入る。
赤外線建物診断技能士、サイディング塗替診断士の資格を所有。
新潟県新潟市を中心に15,000件以上の施工実績を持つ。
「出会いに感謝」をモットーに、高品質かつ丁寧な施工を行っている。