遮熱塗料と断熱塗料の性質と効果の違いを解説!2026.01.18

建物の快適な温度を保ち、日々の暮らしをより心地よくしたいと願う方は多いでしょう。
特に、季節の変わり目には、外気温の変化が室内に影響し、冷暖房の使用頻度が増えることもあります。
建物の表面に施される塗料の中には、こうした温度差や外気温の影響を和らげる機能を持つものがあります。
今回は、住まいの快適性向上や省エネに貢献するとされる遮熱塗料と断熱塗料に焦点を当て、その性質や効果の違いについて解説します。
Contents
遮熱塗料と断熱塗料の性質の違い
熱伝導を抑える断熱塗料
断熱塗料は、その名の通り、熱が伝わるのを抑える性質を持っています。
熱は温度の高い方から低い方へ移動する性質がありますが、断熱塗料はこの熱の移動そのものを遅くするように働きます。
これにより、外の暑さや寒さが室内に伝わりにくくなり、室内温度の急激な変化を防ぐ役割を果たします。
熱を反射する遮熱塗料
遮熱塗料は、主に太陽光に含まれる熱を反射することに特化した塗料です。
太陽光が建物に当たると、その熱エネルギーを吸収して表面温度が上昇しますが、遮熱塗料は表面で光と熱を効果的に跳ね返すことで、建物への熱の吸収を抑制します。
これにより、外からの熱の侵入を軽減する効果が期待できます。
熱移動を抑制する断熱塗料の特性
断熱塗料は、熱伝導を抑えるだけでなく、熱の移動そのものを抑制する特性も持ち合わせています。
これは、室内の熱が外へ逃げるのを防ぐ効果や、外からの熱が室内へ伝わるのを防ぐ効果の両方を含みます。
そのため、夏場だけでなく冬場にもその効果を発揮し、室内の温度を一定に保つための基盤となります。

遮熱塗料と断熱塗料の効果の違い
室温を一定に保つ効果
断熱塗料は、熱伝導を抑え、熱の移動を抑制する特性により、夏は涼しく冬は暖かい状態を保つ手助けをします。
室内の温度を外気温から守り、快適な状態を維持する効果が期待でき、一年を通して室温の安定に貢献します。
夏の暑さを軽減する効果
遮熱塗料は、太陽光を反射することで、夏の強い日差しによる屋根や外壁の表面温度の上昇を抑える効果に優れています。
これにより、室内に伝わる熱を軽減し、夏の暑さを和らげるのに役立ちます。
断熱塗料も太陽光の反射性能を持つものがありますが、遮熱塗料はこの反射効果に特化しています。
年間を通した省エネ効果の違い
断熱塗料は、夏冬両方の季節において、冷暖房器具の使用を抑える助けとなり、年間を通じた省エネ効果が期待できます。
一方、遮熱塗料は主に夏の暑さ対策として、冷房負荷を軽減することに貢献し、夏場の電気代節約につながります。
どちらの塗料を選ぶかは、建物の立地や抱える課題によって効果が変わってきます。

まとめ
遮熱塗料と断熱塗料は、どちらも建物の温度管理に関わる機能性塗料ですが、その性質と効果には違いがあります。
断熱塗料は熱の伝導や移動を抑えることで室温の急激な変化を防ぎ、夏涼しく冬暖かい環境を目指します。
一方、遮熱塗料は太陽光を反射して熱の吸収を抑えることに長けており、特に夏の暑さ対策に有効です。
これらの塗料は、建物の快適性を高め、省エネに貢献する可能性を秘めていますが、それぞれの特性を理解し、建物の状況や目的に合わせて選ぶことが重要です。
株式会社ホームコート 代表取締役
平成5年より外壁塗装業界に入る。
赤外線建物診断技能士、サイディング塗替診断士の資格を所有。
新潟県新潟市を中心に15,000件以上の施工実績を持つ。
「出会いに感謝」をモットーに、高品質かつ丁寧な施工を行っている。




