軒天の黒ずみの原因とは?放置するリスクを解説!2026.02.07

屋根の裏側、外壁から突き出た部分にあたる軒天。
普段あまり意識することのない場所かもしれませんが、建物を雨風から守り、美観を保つ重要な役割を担っています。
しかし、いつの間にか軒天に黒ずみが現れているのを目にし、その原因や影響について気になる方もいらっしゃるでしょう。
この黒ずみは、単なる汚れだけでなく、建物にとって重要なサインである可能性があります。
Contents
軒天の黒ずみの原因
屋根や雨樋からの雨水浸入
軒天の黒ずみは、屋根材の破損や雨樋の詰まり、勾配不良などが原因で発生する雨漏りが、軒天部分にまで達しているサインであることがあります。
屋根材の隙間から侵入した雨水が屋根内部を伝い、軒天部分に染み出してくるケースです。
また、雨樋に枯葉やゴミが溜まり、雨水が正常に排水されずに溢れてしまう「オーバーフロー」を起こし、その水が軒天に浸水することも原因の一つです。
横殴りの雨による直接的な影響
台風や強風を伴う雨の日には、雨が横から、あるいは下から吹き上げるようにして軒天に直接吹き付けることがあります。
軒天は直接雨がかかりにくい構造にはなっていますが、こうした強い風雨にさらされ続けることで、表面の塗膜が劣化し、雨水が浸み込みやすくなります。
その結果、汚れが付着したり、カビが発生したりして黒ずみにつながることがあります。
湿気やカビの発生
軒天がある屋根裏空間は、湿気が溜まりやすい場所でもあります。
屋根裏の換気が不十分であったり、雨水が滞留したりすることで、内部の湿度が高まります。
このような環境はカビや藻が発生しやすい条件であり、軒天材の表面に黒ずみとして現れることがあります。
これは、軒天自体の問題だけでなく、屋根裏の通気性や防水性に問題がある可能性も示唆しています。

黒ずみを放置するリスク
雨漏りの兆候である可能性
前述したように、軒天の黒ずみは、軒天内部や屋根裏で雨漏りが発生している初期段階のサインであることが少なくありません。
黒ずみは、雨水が軒天材に染み込んでいる証拠であり、放置すると雨染みやカビの拡大、さらには軒天材の剥がれや破損につながる恐れがあります。
早期に原因を特定し対処しないと、雨漏りが深刻化する可能性があります。
建材の劣化を早める
軒天に雨水が浸入し続けると、軒天材だけでなく、その下地材や屋根を支える構造材(垂木など)まで腐食させてしまう可能性があります。
木材が腐食すると、建物の強度が低下し、シロアリの発生を招くこともあります。
建材の劣化が進行すると、大規模な修繕工事が必要となる場合もあり、建物の寿命を縮める原因ともなりかねません。

まとめ
軒天の黒ずみは、屋根や雨樋からの雨水浸入、横殴りの雨による影響、あるいは屋根裏の湿気やカビの発生といった原因によって引き起こされます。
この黒ずみを放置することは、雨漏りの兆候を見逃したり、軒天材や構造材の劣化を早めたりするリスクにつながります。
建物を長持ちさせ、快適な住環境を維持するためには、軒天の黒ずみに気づいたら、その原因を専門業者に相談し、早期の点検と適切な対処を行うことが肝心です。
株式会社ホームコート 代表取締役
平成5年より外壁塗装業界に入る。
赤外線建物診断技能士、サイディング塗替診断士の資格を所有。
新潟県新潟市を中心に15,000件以上の施工実績を持つ。
「出会いに感謝」をモットーに、高品質かつ丁寧な施工を行っている。




