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水性塗料は雨に濡れると剥がれる?水性塗料が雨に強い理由と注意点2024.08.15

水性塗料は、その名の通り水で薄めることができる塗料です。
扱いやすく、環境にも優しいことから、近年人気が高まっています。

しかし、一方で「雨に濡れると剥がれてしまうのでは。」という不安を持つ方も少なくありません。
この記事では、水性塗料が雨に強い理由や、塗装時の注意点について解説していきます。
水性塗料を安心して使えるように、ぜひ最後までご覧ください。

□水性塗料が雨に強い理由

水性塗料は、乾燥すると水分が蒸発して硬化するため、基本的に雨に濡れても剥がれることはありません。

しかし、完全に乾燥する前に雨に濡れると、塗料が垂れたり、ムラになったりすることがあります。

1:水性塗料の乾燥過程

水性塗料は、塗布後、水分が蒸発することで硬化します。
この乾燥過程で、塗料中の樹脂が固まって、塗膜を形成します。

2:雨に濡れるとどうなるのか

乾燥途中の水性塗料が雨に濡れると、塗料中の水分が再び増加してしまい、塗膜が十分に硬化しません。
そのため、塗料が垂れたり、ムラになったり、剥がれやすくなってしまうのです。

3:乾燥時間の見極め

水性塗料の乾燥時間は、気温や湿度によって異なります。
一般的には、夏場なら数時間で乾燥しますが、冬場や雨天時は数日かかることもあります。

□水性塗料を雨から守るための注意点

水性塗料を雨から守るためには、天気予報を確認し、乾燥時間を見極めて塗装する必要があります。

1:天気予報の確認

塗装前に、天気予報を確認して、雨が降らない日を選びましょう。
特に、乾燥時間が長い場合は、数日先の天気予報も確認しておくと安心です。

2:乾燥時間の確認

水性塗料の乾燥時間は、塗料の種類や気温、湿度によって異なります。
パッケージに記載されている乾燥時間を参考に、十分に乾燥してから雨に濡れないように注意しましょう。

3:塗装場所の選び方

雨の当たらない場所を選び、風通しの良い場所で塗装するのがおすすめです。

4:素材への注意

水性塗料は、木材やモルタル、窯業系サイディングなどの素材に適しています。

しかし、金属やプラスチックなど、水性塗料との相性が悪い素材もあります。
塗装する素材に適した塗料を選ぶようにしましょう。

□まとめ

水性塗料は、乾燥すれば雨に濡れても剥がれにくい塗料です。

しかし、完全に乾燥する前に雨に濡れると、塗料が垂れたり、ムラになったりすることがあります。
水性塗料を雨から守るためには、天気予報を確認し、乾燥時間を見極めて塗装することが大切です。
また、素材や塗料の種類によって、注意すべき点も異なります。
水性塗料の特性を理解した上で、安全に塗装を行いましょう。



記事の監修者
馬場利久(ばば としひさ)

株式会社ホームコート 代表取締役

平成5年より外壁塗装業界に入る。
赤外線建物診断技能士、サイディング塗替診断士の資格を所有。
新潟県新潟市を中心に15,000件以上の施工実績を持つ。
「出会いに感謝」をモットーに、高品質かつ丁寧な施工を行っている。