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外壁塗装のひび割れを放置すると危険!?原因と補修方法を解説2024.11.22

築年数が経ち、そろそろ外壁塗装を検討している、または最近外壁にひび割れを発見した、家のメンテナンスに気を配る、住居の安全性を重視する家主のみなさま、こんにちは。
外壁のひび割れは、放置すると雨漏りや構造体の劣化など、深刻な問題を引き起こす可能性があります。
しかし、適切な知識があれば、適切な対応ができるでしょう。
この記事では、外壁のひび割れの原因、種類、リスク、補修方法、費用などを詳しく解説します。

外壁のひび割れ、放置すると危険!?

外壁のひび割れは、放置すると雨漏りや構造体の劣化など、深刻な問題を引き起こす可能性があるため、適切な対処が必要です。

1: 雨漏りの発生

ひび割れから雨水が侵入すると、内部の構造材に水分が浸透し、腐食やカビの発生を招きます。
最悪の場合、建物の構造強度が低下し、倒壊の危険性も考えられます。

2: 構造体の劣化

ひび割れは、外壁の内部に水が浸透する原因となり、鉄筋の腐食やコンクリートの劣化を加速させます。
構造体の強度が低下すると、建物の寿命が短くなるだけでなく、地震や台風などの自然災害に対する耐震性も低下します。

3: 見た目の悪化

ひび割れは、建物の美観を損なうだけでなく、周辺環境への悪影響も懸念されます。
ひび割れが目立つことで、建物の価値が下がる可能性も。

4: 修繕費用の増加

ひび割れを放置すると、補修範囲が拡大し、修繕費用が大幅に増加する可能性があります。
早めの補修が、費用を抑え、建物を長持ちさせる秘訣です。

外壁のひび割れの種類と原因

外壁のひび割れは、その原因や発生場所によって、大きく2つの種類に分けられます。

ヘアークラック

1:原因

・塗装の劣化による塗膜のひび割れ
・外壁材の伸縮によるひび割れ
・施工不良によるひび割れ –

2:特徴

・幅が0.3mm以下と細く、表面に浅く発生する
・ほとんどの場合、構造上の問題とは関係ない
・早期に補修すれば、深刻な問題には発展しない

構造クラック

1:原因

・地震や地盤沈下による外壁のひび割れ
・建物の構造上の問題によるひび割れ
・基礎の沈下によるひび割れ

2:特徴

・幅が1mm以上と広く、外壁本体に深く発生する
・構造上の問題が原因となる場合があり、放置すると危険
・早期に専門業者に相談し、適切な補修を行う必要がある

まとめ

外壁のひび割れは、放置すると雨漏りや構造体の劣化など、深刻な問題を引き起こす可能性があります。
適切な対処をするために、まずはひび割れの原因と種類を理解することが重要です。
ヘアークラックは、比較的軽度なひび割れですが、構造クラックは構造上の問題が原因となる場合があり、放置すると危険です。
ひび割れを発見したら、その幅や形状、発生場所などを確認し、必要に応じて専門業者に相談しましょう。
早めの対処が、建物の安全と美観を守り、安心できる住まいを維持する鍵となります。



記事の監修者
馬場利久(ばば としひさ)

株式会社ホームコート 代表取締役

平成5年より外壁塗装業界に入る。
赤外線建物診断技能士、サイディング塗替診断士の資格を所有。
新潟県新潟市を中心に15,000件以上の施工実績を持つ。
「出会いに感謝」をモットーに、高品質かつ丁寧な施工を行っている。