外壁メンテナンスの時期はいつ?種類と費用、注意点を解説2024.11.30
築年数が経ち、愛着のあるマイホームの外壁に、気になる劣化が目立ちはじめましたか。
「そろそろメンテナンスが必要かな。」と感じている方も多いのではないでしょうか。
外壁のメンテナンスは、適切な時期に行うことで、家の寿命を延ばし、美観を保つだけでなく、雨漏りなどのトラブルを防ぐ効果も期待できます。
しかし、いざメンテナンスを検討しようと思っても、種類や費用、業者選びなど、わからないことがたくさんあると思います。
この記事では、外壁メンテナンスの適切な時期、種類、費用、注意点などを解説し、みなさんが安心して外壁メンテナンスに取り組めるようにサポートします。
Contents
外壁メンテナンスのタイミングは?
外壁のメンテナンスは、築年数や劣化状況を参考に判断します。
一般的に、築8年から10年を目安に、ひび割れや剥がれなどの劣化症状が見られる場合は、メンテナンス時期に差し掛かっている可能性があります。
1: 築年数から判断する
新築の外壁には、費用を抑えるために耐用年数が7年~15年までの塗料が使われることが多いです。
そのため、10年前後で外壁のメンテナンスを行うのが望ましいでしょう。
2: 劣化状況から判断する
外壁の劣化状況を見分けることは、家を長持ちさせる上でとても重要です。
・ひび割れ
塗料や下地が乾燥することで外壁がひび割れてしまう現象です。
放置すると雨水が浸入し、家全体の劣化を招く可能性があります。
・塗装のはがれ
塗料の劣化や外的要因により、外壁の塗装が剥がれてしまう現象です。
美観を損なうだけでなく、防水効果も低下します。
・外壁の破損
外壁に穴が開いたり、欠けたりするなど、物理的な損傷が起こった状態です。
雨漏りや外壁の強度低下につながるため、早急に修理が必要です。
上記のような劣化症状が見られる場合は、早めのメンテナンスを検討しましょう。
外壁メンテナンスの種類と費用相場
外壁メンテナンスには、大きく分けて以下の種類があります。
それぞれの特徴や費用相場、メリット・デメリットなどを理解した上で、適切なメンテナンスを選びましょう。
1: クリーニング
外壁に付着した汚れやコケなどを落とすメンテナンスです。
高圧洗浄や薬品洗浄など、様々な方法があります。
・高圧洗浄
高圧の水で汚れを落とす方法です。
比較的安価ですが、外壁に傷が付く可能性があります。
・薬品洗浄
薬品を使って汚れを落とす方法です。
高圧洗浄よりも効果的に汚れを落とせますが、外壁の素材によっては使用できない場合があります。
2: コーキング・シーリング
外壁の目地部分にコーキング材やシーリング材を充填し、雨水の侵入を防ぐメンテナンスです。
ひび割れや隙間を埋めることで、外壁の防水性を高めます。
3: 塗装工事
外壁に塗料を塗布し、美観を回復させるとともに、防水性を向上させるメンテナンスです。
塗料の種類によって、耐久年数や費用が異なります。
・シリコン系塗料
耐久年数約7~10年。
一般的な塗料で、価格も比較的安価です。
・フッ素系塗料
耐久年数約10~15年。
シリコン系塗料よりも耐久性が高く、汚れにくいです。
・ウレタン系塗料
耐久年数約5~7年。
柔軟性に優れ、ひび割れ防止効果が高いです。
4: サイディング工事
外壁材として、窯業系サイディングや金属系サイディングなどを使用する工事です。
既存の外壁を張り替えるため、大規模な工事となります。
5: タイル貼り工事
外壁にタイルを貼る工事です。
高級感があり、耐久性も高いですが、費用が高額になります。
まとめ
外壁メンテナンスは、適切な時期に行うことで、家の寿命を延ばし、美観を保つだけでなく、雨漏りなどのトラブルを防ぐ効果も期待できます。
外壁のメンテナンス時期は、築年数や劣化状況を参考に判断し、クリーニング、コーキング・シーリング、塗装工事など、様々な種類の中から、家の状況や予算に合わせて最適な方法を選びましょう。
また、専門業者に相談することで、適切なアドバイスや施工を受けることができます。
株式会社ホームコート 代表取締役
平成5年より外壁塗装業界に入る。
赤外線建物診断技能士、サイディング塗替診断士の資格を所有。
新潟県新潟市を中心に15,000件以上の施工実績を持つ。
「出会いに感謝」をモットーに、高品質かつ丁寧な施工を行っている。