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サイディング補修の費用と方法を解説!症状別に適切な補修を知ろう2024.12.04

築年数が経つと、家の外壁も劣化してくるもの。
特にサイディングは、コストパフォーマンスに優れデザイン性も高いことから人気ですが、経年劣化によるひび割れや剥がれなどが目立つようになり、放置すると雨水の浸入や建物の構造的な問題に繋がることがあります。

サイディングの劣化症状別 

適切な補修方法と費用 サイディングの劣化は、放置すると深刻な問題へと発展する可能性があります。 そのため、早期に適切な補修を行うことが大切です。
では、具体的にどのような症状が見られるのか、そしてそれぞれの症状に対する適切な補修方法と費用について解説していきます。

1: 塗膜のひび割れ

塗膜のひび割れは、サイディングの表面に細かい亀裂が入る症状です。
これは、紫外線や雨風による劣化が原因で起こることが多く、放置すると雨水が浸入し、サイディングの下地や建物内部にまで影響を及ぼす可能性があります。

2: コーキングのひび割れ

コーキングは、サイディングの継ぎ目や窓枠、ドア枠などを塞ぐために使用されるシーリング材のことです。
コーキングがひび割れると、雨水が浸入しやすくなり、サイディングの劣化を加速させるだけでなく、建物の構造にも悪影響を及ぼす可能性があります。

3: サイディング材のひび割れ

サイディング材自体にひび割れが生じる場合もあります。
これは、地震や地盤沈下などによる外力や、サイディングの品質不良などが原因と考えられます。
ひび割れが大きくなると、サイディングが剥がれてしまう可能性もあり、早急に補修が必要です。

4: サイディング材の浮き、反り

サイディング材が下地から浮き上がったり、反ったりすることもあります。
これは、下地の劣化や施工不良などが原因で起こることが多く、放置するとサイディングが剥がれてしまう可能性があります。

5: サイディング材の欠け、剥がれ

サイディング材が欠けたり、剥がれたりするのも、劣化のサインです。
これは、強い衝撃や経年劣化による強度低下などが原因で起こります。

6: サイディングの補修費用

サイディングの補修費用は、症状や補修方法によって大きく異なります。
例えば、塗膜のひび割れであれば、塗装で補修できますが、サイディング材のひび割れや剥がれは、部分的に張り替える必要がある場合もあります。

サイディング補修 

DIYとプロの依頼 サイディングの補修は、DIYでできるものと、プロに依頼した方がいいものがあります。
DIYでできる範囲は、塗膜のひび割れやコーキングのひび割れなど、比較的軽度の症状です。
しかし、サイディング材のひび割れや浮き、反り、欠け、剥がれなどは、専門知識や技術が必要となるため、プロに依頼することをおすすめします。

1: DIYでできる補修

DIYでできる補修としては、塗膜のひび割れを補修するための塗装や、コーキングのひび割れを補修するためのコーキング打ち替えなどが挙げられます。
ただし、DIYで補修を行う場合は、以下の点に注意が必要です。

・適切な工具や材料を使用すること。
・安全に配慮して作業を行うこと。
・専門知識がない場合は、無理せずプロに依頼すること。

2: プロに依頼すべき補修

サイディング材のひび割れや浮き、反り、欠け、剥がれなど、専門的な知識や技術が必要となる場合は、プロに依頼した方が安心です。
プロは、適切な診断を行い、症状に合わせた最適な補修方法を提案してくれます。
また、施工品質も高く、長持ちする補修を実現できます。

まとめ

サイディングの劣化は、放置すると建物の構造に悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、早期に適切な補修を行うことが大切です。
サイディングの劣化症状は様々で、それぞれの症状に合わせた適切な補修方法と費用が異なります。
DIYでできる補修とプロに依頼すべき補修を理解し、状況に合わせて適切な選択をすることが重要です。
適切な補修を行うことで、大切なマイホームを長く安心して住み続けることができるでしょう。



記事の監修者
馬場利久(ばば としひさ)

株式会社ホームコート 代表取締役

平成5年より外壁塗装業界に入る。
赤外線建物診断技能士、サイディング塗替診断士の資格を所有。
新潟県新潟市を中心に15,000件以上の施工実績を持つ。
「出会いに感謝」をモットーに、高品質かつ丁寧な施工を行っている。