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外壁コーキングの補修はDIYでできる?費用や手順、注意点などを解説2024.12.12

築年数が経つと、家の外壁は様々な劣化が目立つようになります。
その中でも、特に注意が必要なのが外壁のコーキング部分です。
コーキングは、外壁の継ぎ目や窓枠などを密閉し、雨水や風などの侵入を防ぐ役割を担っています。
しかし、紫外線や雨風、温度変化などの影響を受けやすく、経年劣化によってひび割れや剥がれが発生することがあります。
放置すると雨漏りや外壁の劣化に繋がり、大きな修繕費用が発生する可能性も。
今回は、外壁コーキングの補修をDIYで行う方法について解説します。
費用や手順、注意点などを詳しく解説することで、読者が安心して安全にDIYに挑戦できるようにサポートします。

外壁コーキングの補修をDIYでやってみよう!

外壁のコーキングは、建物の寿命を左右する重要な部分です。
ひび割れや剥がれを放置すると、雨水が侵入し、外壁や内部の構造材を腐らせてしまう可能性もあります。
DIYで外壁コーキングの補修に挑戦することで、業者に依頼するよりも費用を抑えられます。
しかし、安全に作業を行うためには、適切な知識と技術が必要です。

1: 外壁コーキングの劣化を見つける

外壁コーキングの劣化は、肉眼で確認できる場合と、そうでない場合があります。
肉眼で確認できる劣化としては、コーキング材のひび割れ、剥がれ、変色などがあります。
また、コーキング材が劣化して硬くなっている場合や、指で押したときに弾力がない場合も、劣化している可能性があります。

2: DIYで補修できる範囲

DIYで外壁コーキングの補修を行う場合は、軽度のひび割れや剥がれを対象としましょう。
ひび割れが大きく、コーキング材が剥がれている場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。

3: 安全に作業を行うための準備

外壁の補修作業は、高所での作業になるため、安全に十分注意する必要があります。
作業を行う前に、足場をしっかり設置し、安全ベルトを着用するなど、安全対策を徹底しましょう。
また、周囲に人がいないか確認し、作業中は注意を払い、安全に配慮して作業を行うようにしましょう。

外壁コーキングの補修に必要な道具と費用

外壁コーキングの補修には、専用の道具が必要になります。
必要な道具は、コーキング材、コーキングガン、プライマー、ボンドブレーカー、マスキングテープ、ヘラ、コーキングはがしなどです。

1: コーキング材

コーキング材には、シリコン系、ウレタン系、変成シリコン系など、様々な種類があります。
外壁のコーキングには、耐久性と耐候性に優れた変成シリコン系コーキング材が適しています。
コーキング材を選ぶ際には、用途や材質、色などを考慮して適切なものを選びましょう。

2: コーキングガン

コーキングガンは、コーキング材を押し出すための道具です。
コーキングガンには、手動式と電動式があります。
DIYで使用する場合は、手動式で十分です。
手動式コーキングガンの選び方のポイントは、グリップの握りやすさや、押し出しの力加減を調整できるかどうかです。

3: プライマー

プライマーは、コーキング材の接着力を高めるための接着剤です。
コーキング材を塗布する前に、プライマーを塗布することで、コーキング材が剥がれにくくなります。

4: ボンドブレーカー

ボンドブレーカーは、古いコーキング材を剥がすための道具です。
古いコーキング材を剥がす際には、ボンドブレーカーを使用すると、きれいに剥がすことができます。

5: マスキングテープ

マスキングテープは、コーキング材を塗布する範囲を保護するためのテープです。
マスキングテープを貼ることで、コーキング材が不要な場所に付着するのを防ぎます。

6: ヘラ

ヘラは、コーキング材を均一に塗布するための道具です。
ヘラには、様々な形状のものがありますが、外壁のコーキングには、幅広のヘラが使いやすいです。

7: コーキングはがし

コーキングはがしは、古いコーキング材を剥がすための道具です。 コーキングはがしには、様々な形状のものがありますが、外壁のコーキングには、刃が鋭利なものが使いやすいです。

8: 費用

外壁コーキングの補修に必要な道具は、ホームセンターなどで購入できます。
DIYで補修を行う場合は、業者に依頼するよりも費用を抑えることができます。
コーキング材や道具の価格は、種類やメーカーによって異なりますが、目安として、約10,000円から20,000円程度です。

まとめ

外壁コーキングの補修は、適切な知識と技術があればDIYで行うことができます。
この記事では、外壁コーキングの補修をDIYで行う際の費用、手順、注意点などを解説しました。
DIYで補修を行う場合は、安全に十分注意し、必要に応じて専門業者に相談するようにしましょう。



記事の監修者
馬場利久(ばば としひさ)

株式会社ホームコート 代表取締役

平成5年より外壁塗装業界に入る。
赤外線建物診断技能士、サイディング塗替診断士の資格を所有。
新潟県新潟市を中心に15,000件以上の施工実績を持つ。
「出会いに感謝」をモットーに、高品質かつ丁寧な施工を行っている。