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外壁張り替え助成金で費用を抑える方法・申請に必要な情報とは?2024.12.22

外壁張り替え助成金の種類と概要

国の助成金制度

国の助成金制度は、主に省エネルギー化や耐震性を高めるリフォームを対象としています。
「こどもエコすまい支援事業」や「断熱リフォーム支援事業」、「住宅エコリフォーム推進事業」、「長期優良住宅化推進事業」などが代表的な制度です。
これらの事業は、それぞれ対象となるリフォーム内容や補助金額、申請条件が異なります。
例えば、「こどもエコすまい支援事業」は、子育て世帯を対象に、断熱性能向上などのリフォームに対して補助金を支給します。
補助金額は、上限30万円から60万円程度とされていますが、具体的な金額は申請する年度や自治体によって異なる場合があります。
また、「住宅エコリフォーム推進事業」は、省エネルギー性能を高めるリフォームを対象に、上限35万円の補助金を支給する制度です。
申請にあたっては、事前に省エネルギー診断を受ける必要がある場合もあります。
それぞれの制度の詳細については、国土交通省などの関連省庁のウェブサイトで確認するようにしましょう。

地方自治体の助成金制度

地方自治体では、地域独自の助成金制度を設けている場合があります。
制度の内容は自治体によって大きく異なります。
補助金額の上限や対象となるリフォーム内容、申請条件などを確認する必要があります。
例えば、ある自治体では、外壁塗装や張り替え工事に対して、工事費用の10%を上限20万円まで補助する制度を設けているかもしれません。
別の自治体では、省エネルギー性能の高い外壁材を使用した場合に、より高額な補助金を支給する制度を設けている可能性もあります。
また、耐震改修と併せて外壁を張り替える場合に、補助金額が大きくなるケースもあります。
これらの情報は、お住まいの自治体のホームページや、役所の窓口で確認できます。
自治体によっては、パンフレットや広報誌などで情報が公開されている場合もあります。

各制度の比較ポイント

国の助成金と地方自治体の助成金を比較検討する際には、以下の点を考慮する必要があります。
まず、それぞれの制度の対象となるリフォーム内容を確認しましょう。
国の助成金は、省エネルギー化や耐震性を重視していることが多い一方、地方自治体の助成金は、地域独特の事情を反映して、より幅広いリフォームを対象にしている場合があります。
次に、補助金額と補助率を確認しましょう。
国の助成金は、地方自治体の助成金に比べて、金額が大きくなる傾向がありますが、必ずしもそうとは限りません。
最後に、申請条件を確認しましょう。
申請資格や必要書類、申請期限などは、制度によって異なります。
複数の制度を併用できる場合もありますが、条件によっては併用できない場合もありますので注意が必要です。

外壁張り替え助成金の申請方法と注意点

申請に必要な書類と手順

助成金の申請に必要な書類は、制度によって異なりますが、一般的には、申請書、工事見積書、工事完了報告書などです。
申請書は、お住まいの自治体のホームページからダウンロードできる場合が多いです。
工事見積書は、工事を行う業者に依頼して作成してもらう必要があります。
工事完了報告書は、工事が完了した後、必要書類を添付して提出します。
申請手順は、まずお住まいの自治体の助成金制度について確認し、申請資格があるかどうかを確認します。
次に、必要な書類を準備し、申請期限までに提出します。
申請が受理されると、審査が行われます。
審査に通れば、補助金が支給されます。

申請におけるよくある間違いと対策

申請におけるよくある間違いとしては、申請期限を守らなかったり、必要な書類を提出しなかったり、申請内容に不備があったりすることが挙げられます。
これらの間違いを防ぐためには、申請前に、自治体のホームページなどで申請要領をよく確認し、不明な点は事前に問い合わせるようにしましょう。
また、必要な書類は早めに準備し、提出期限までに余裕を持って提出するようにしましょう。
申請内容に不備があった場合は、速やかに修正して再提出する必要があります。

申請前に確認すべきポイント

申請前に確認すべきポイントは、以下の通りです。
まず、対象となるリフォーム内容が、自身の計画するリフォーム内容に合致しているかどうかを確認しましょう。
次に、補助金額と補助率を確認し、自身の予算と照らし合わせて、助成金制度の利用が経済的に有利かどうかを判断しましょう。
また、申請資格や必要書類、申請期限、申請方法なども、事前にしっかりと確認しましょう。
不明な点があれば、自治体の担当部署に問い合わせるなどして、確実な情報を得るようにしましょう。

まとめ

外壁張り替えは高額な費用がかかりますが、国や地方自治体の助成金制度を利用することで、費用負担を軽減できる可能性があります。
今回は、外壁張り替え助成金の種類、申請方法、注意点などを解説しました。
助成金制度は、自治体によって内容が大きく異なるため、お住まいの自治体のホームページなどで詳細な情報を必ず確認しましょう。
申請には期限がある場合が多いので、計画的に進めることが重要です。
早めの準備と確認で、スムーズに申請を進め、安心して外壁張り替え工事を進められるよう願っています。
不明な点があれば、専門家や自治体担当者への相談も有効です。
助成金制度を活用し、快適な住まいを実現しましょう。



記事の監修者
馬場利久(ばば としひさ)

株式会社ホームコート 代表取締役

平成5年より外壁塗装業界に入る。
赤外線建物診断技能士、サイディング塗替診断士の資格を所有。
新潟県新潟市を中心に15,000件以上の施工実績を持つ。
「出会いに感謝」をモットーに、高品質かつ丁寧な施工を行っている。