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ペンキ剥がれ補修でDIY成功!簡単手順と注意点2025.01.07

ペンキ剥がれ補修でDIY成功!簡単手順と注意点

ペンキ剥がれの原因と種類・DIYでできる補修範囲

ペンキが剥がれる原因とは?

ペンキの剥がれは、大きく分けて「経年劣化」と「施工不良」の2つの原因が考えられます。
経年劣化は、紫外線や雨風、温度変化などによる塗膜の自然な老朽化です。
長年、外気に晒されていれば、どんなに高品質なペンキでも剥がれてしまうことがあります。
一方、施工不良は、ペンキを塗る前の下地処理が不十分であったり、適切なペンキや塗料が使用されていなかったり、塗装方法が間違っていたりすることが原因です。
特に、新築から数年で剥がれが発生する場合は、施工不良の可能性が高いでしょう。

剥がれの状態による適切な対処法

剥がれの状態によって、適切な対処法は異なります。
小さな剥がれであれば、DIYで補修できますが、広い範囲にわたって剥がれている場合や、下地まで損傷している場合は、プロに依頼する方が安全です。
また、剥がれが進行している場合は、早急に補修を行う必要があります。
放置すると、剥がれの範囲が広がり、雨水が浸入して建物の腐食を招く可能性があります。

DIYで補修できる範囲と限界

DIYで補修できるのは、小さな剥がれや浮きで、下地まで達していない場合に限られます。
剥がれの面積が小さく、下地がしっかりしていれば、やすりで剥がれた部分を削り、パテで補修し、新しいペンキを塗ることで、比較的簡単に補修できます。
しかし、大きな剥がれや、下地が腐食している場合、DIYでは十分な補修ができません。
また、高所にある箇所を補修する際は、安全面にも十分に配慮する必要があります。
無理なDIYはかえって状況を悪化させる可能性があるため、自分のスキルと範囲を理解した上で作業に取り組みましょう。

ペンキ剥がれ補修のDIY手順と注意点

必要な材料と道具の準備

DIYでペンキの剥がれを補修する際には、以下の材料と道具を用意しましょう。

ヘラ:剥がれたペンキを落とすために使用します。
サンドペーパー:下地を平らにするために使用します。
パテ:小さな穴や傷を埋めるために使用します。
プライマー:ペンキの密着性を高めるために使用します。
ペンキ:補修したい箇所に合った色のペンキを用意します。
刷毛またはローラー:ペンキを塗るために使用します。
マスク:ペンキの粉塵を吸い込まないようにするために使用します。
手袋:手を汚さないようにするために使用します。
養生テープ:ペンキを塗らない部分を保護するために使用します。
雑巾:ペンキを拭き取ったり、掃除をするために使用します。
これらの材料は、ホームセンターなどで手軽に購入できます。

下地処理の方法

剥がれたペンキをヘラで丁寧に落とします。
サンドペーパーで下地を平らに研磨します。
必要に応じて、パテで穴や傷を埋めます。
パテが完全に乾燥したら、再度サンドペーパーで研磨します。
プライマーを塗布します。
プライマーは、ペンキの密着性を高める役割を果たします。
乾燥時間を十分に確保しましょう。

ペンキの塗り方と乾燥時間

ペンキを刷毛またはローラーで薄く、均一に塗布します。
一度塗りで仕上げようとせず、数回に分けて塗ることで、より綺麗に仕上がります。
各回、ペンキが完全に乾燥してから次の工程に進みます。
乾燥時間は、ペンキの種類や気温、湿度によって異なりますので、製品の指示に従ってください。

DIY補修の注意点と失敗しないためのコツ

天候に注意しましょう。
雨天や強風時は、ペンキが乾燥せず、仕上がりが悪くなる可能性があります。
換気を十分に行いましょう。
ペンキには、人体に有害な成分が含まれている場合があります。
作業後は、道具を丁寧に洗浄し、適切に処分しましょう。
ペンキの選び方にも注意しましょう。
使用する場所や用途に適したペンキを選びましょう。

プロに依頼すべきケース

以下のケースでは、DIYではなくプロに依頼することをお勧めします。

剥がれの面積が大きい場合
下地が腐食している場合
高所にある場合
専門的な技術が必要な場合
綺麗に仕上げたい場合
プロは、適切な材料と技術を用いて、より美しく、長持ちする仕上がりを実現できます。

まとめ

ペンキの剥がれは、放置すると建物の劣化につながるため、早めの対処が必要です。
小さな剥がれであれば、DIYで補修することも可能です。
しかし、広い範囲の剥がれや下地への損傷がある場合は、プロの業者に依頼することをおすすめします。
DIYで補修する場合は、手順や注意点をしっかり理解し、安全に作業を行いましょう。
この記事が、ペンキ剥がれ補修の参考になれば幸いです。
美しい住まいを長く保つためにも、適切な対処を心がけましょう。
ペンキの種類や状態、剥がれの範囲によって適切な対処法は変わるため、状況に応じてDIYかプロへの依頼を判断することが大切です。
早めの対応が、建物の寿命を延ばし、安心安全な暮らしを守ることにつながります。



記事の監修者
馬場利久(ばば としひさ)

株式会社ホームコート 代表取締役

平成5年より外壁塗装業界に入る。
赤外線建物診断技能士、サイディング塗替診断士の資格を所有。
新潟県新潟市を中心に15,000件以上の施工実績を持つ。
「出会いに感謝」をモットーに、高品質かつ丁寧な施工を行っている。