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外壁の木目調サイディングを選ぶ方法・種類と特徴を徹底解説!2025.01.15

外壁の木目調サイディングを選ぶ方法・種類と特徴を徹底解説!

外壁の木目調サイディングの魅力と選び方のポイント

木目調サイディングの種類と特徴

木目調サイディングは、窯業系、金属系、樹脂系のサイディングに木目調のデザインを施したものです。
それぞれ素材の特性が異なり、メリット・デメリットも異なります。

1: 窯業系サイディング:セメントと繊維質を混ぜて作られたもので、デザインの豊富さとコストパフォーマンスの良さが魅力です。
軽量で加工性に優れ、様々な木目柄が楽しめます。
しかし、メンテナンスとして10年程度で塗装が必要になる場合があります。

2: 金属系サイディング:ガルバリウム鋼板など金属を素材としたサイディングは、耐久性と耐候性に優れています。
軽量で地震にも強く、長寿命が期待できます。
木目調のデザインも豊富ですが、傷つきやすい点がデメリットです。

3: 樹脂系サイディング:塩化ビニル樹脂を主成分とするサイディングは、耐水性・耐久性に優れ、メンテナンスが容易です。
しかし、デザインのバリエーションは比較的少ない傾向があります。

それぞれのサイディングのメリットデメリット

窯業系サイディングはデザインの豊富さと価格の安さが魅力ですが、メンテナンス頻度が高く、防水性能はそれほど高くありません。
金属系サイディングは耐久性・耐候性に優れ、軽量で地震にも強いですが、傷つきやすく、錆びる可能性があります。
樹脂系サイディングはメンテナンス頻度が低く、汚れが落ちやすい反面、デザインの選択肢が少ないです。
それぞれのメリット・デメリットを比較検討し、ご自身の家の条件や好みに合った素材を選択することが重要です。

費用相場とメンテナンスについて

木目調サイディングのリフォーム費用は、使用するサイディングの種類、施工面積、工法によって大きく異なります。
窯業系サイディングの場合、一般的な一軒家(建坪40坪)で約140万円~210万円、金属系サイディングでは約150万円~200万円が目安です。
木質系サイディングは、さらに高額になる傾向があります。
メンテナンス費用も考慮に入れ、長期的なコストを把握することが重要です。
窯業系や金属系は10年程度で塗装が必要になることが多く、木質系は3~10年で再塗装が必要となる場合があります。

木目調サイディングを選ぶ上での注意点

木目調サイディングを選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

1: デザインのリアルさ:木目の再現性が高いもの、自然な風合いを重視したものなど、様々な製品があります。
サンプルを実際に見て、質感や色味を確認することが大切です。

2: 耐久性とメンテナンス:それぞれのサイディングの耐久性とメンテナンス頻度を把握し、長期的なコストを考慮しましょう。

3: 施工業者:木質系サイディングなど、特殊なサイディングは対応できる施工業者が限られる場合があります。
事前に施工業者の実績や対応力などを確認しましょう。

外壁材の種類別おすすめメーカーと人気商品

窯業系サイディングのおすすめメーカーと商品

ニチハ:モエンエクセラード16、モエンサイディング-M14など、リアルな木目と高い耐久性を両立した商品が人気です。
ケイミュー:光セラシリーズ、親水コートシリーズなど、優れた機能性とデザイン性を兼ね備えた商品が豊富です。

金属系サイディングのおすすめメーカーと商品

アイジー工業:アイジーサイディングなど、ガルバリウム鋼板を使用した高耐久性の商品が中心です。
旭トステム外装:Danサイディングなど、美しい木目と高い機能性を両立した商品が人気です。
YKKAP:アルカベールなど、軽量でサビに強いアルミ製サイディングが特徴です。

木質系サイディングとの比較検討

木質系サイディングは、天然木の温もりと質感が魅力ですが、価格が高く、メンテナンス頻度も高いです。
一方、窯業系や金属系サイディングは、コストパフォーマンスに優れ、メンテナンスも比較的容易です。
ご自身の予算やライフスタイルに合わせて、最適な素材を選択することが重要です。
木質系サイディングを選択する場合は、耐久性やメンテナンス性についても十分に検討する必要があります。

まとめ

今回は、外壁の木目調サイディングについて、種類、特徴、メリット・デメリット、費用相場、選び方などを解説しました。
木目調サイディングは、デザイン性と機能性を両立できる優れた外壁材ですが、素材によって耐久性やメンテナンス性、費用が大きく異なります。
リフォームを検討する際には、ご自身の家の条件や予算、好みに合った素材を選ぶことが大切です。
複数のメーカーの商品を比較検討し、信頼できる施工業者に相談しながら、最適なサイディングを選びましょう。
この記事が、皆様の外壁リフォームの計画に役立てば幸いです。
後悔のない選択をするために、じっくりと時間をかけて検討することをお勧めします。
専門家への相談も積極的に行いましょう。



記事の監修者
馬場利久(ばば としひさ)

株式会社ホームコート 代表取締役

平成5年より外壁塗装業界に入る。
赤外線建物診断技能士、サイディング塗替診断士の資格を所有。
新潟県新潟市を中心に15,000件以上の施工実績を持つ。
「出会いに感謝」をモットーに、高品質かつ丁寧な施工を行っている。