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屋根勾配の種類と選び方!新築・リフォームで失敗しない屋根選び2025.06.07

屋根勾配の種類と選び方!新築・リフォームで失敗しない屋根選び

新築やリフォームを検討中の方、家の屋根についてどれくらい考えていますか。
毎日暮らす中で、屋根のことはなかなか意識しないかもしれません。

でも、実は屋根の勾配は、家の見た目や機能、そして将来的なメンテナンスにも大きく関わってきます。
適切な勾配を選ぶことで、快適で安心な住まいを実現できるのです。
そこで今回は、屋根勾配の種類と選び方のポイントをご紹介します。

屋根勾配の種類

急勾配屋根の特徴

急勾配屋根とは、6寸勾配(約182mm、約31度)以上の傾斜を持つ屋根です。
勾配が急なため、雨水や雪が流れ落ちやすく、雨漏りのリスクが低減されます。
また、屋根裏空間を広く確保できるため、収納スペースやロフトとして活用できます。
ただし、屋根面積が大きくなるため、材料費や工事費が高くなる傾向があります。
さらに、強風による影響を受けやすいというデメリットも考慮する必要があります。

並勾配屋根の特徴

並勾配屋根は、3寸~5.5寸勾配(約91.0~152.0mm、約16.7度~28.8度)の屋根で、日本の住宅で最も一般的な勾配です。
雨水の流れ、デザイン性、コストのバランスが良く、多くの屋根材に対応できます。
施工も比較的容易で、メンテナンス費用も抑えられます。

緩勾配屋根の特徴

緩勾配屋根は、3寸勾配(約91.0mm、約16.7度)以下の、なだらかな傾斜の屋根です。
近年、モダンなデザインの住宅でよく見られます。
屋根面積が小さいため、材料費を抑えられるメリットがあります。

しかし、雨水が流れにくいため、雨漏りのリスクが高く、防水性に優れた屋根材を選ぶことが重要です。
また、積雪地域では雪下ろしが必要になる場合があります。

屋根勾配の選び方

地域と気候を考慮する

屋根勾配を選ぶ際には、まず地域の気候を考慮することが大切です。
雪の多い地域では、雪の重みに耐え、滑り落ちやすい急勾配が適しています。
一方、雨の多い地域や風が強い地域では、雨水の排水効率を高めるため、ある程度の勾配が必要です。

屋根材との適合性

屋根材の種類によって、最適な勾配が異なります。
例えば、瓦は4寸勾配以上、スレートは3寸勾配以上が推奨されます。
金属屋根は、縦葺きであれば1寸勾配から対応可能なものもあります。
使用する屋根材の最低勾配を必ず確認し、適切な勾配を選びましょう。

デザインとの調和

屋根勾配は、家の外観デザインに大きく影響します。
急勾配は重厚感があり、緩勾配はモダンな印象を与えます。
家のデザインコンセプトや周囲の環境と調和する勾配を選びましょう。
家の全体的なバランスを考慮することも重要です。

予算と工期

屋根勾配によって、材料費、工事費、工期が大きく変わります。
急勾配は費用と工期がかかりますが、緩勾配は費用と工期を抑えられます。
予算と工期を考慮し、現実的な範囲内で最適な勾配を選びましょう。
事前に業者に見積もりを依頼することをおすすめします。

まとめ

屋根勾配は、雨漏りリスク、デザイン、コスト、メンテナンス性など、様々な要素に影響します。
地域や気候、屋根材、デザイン、予算を総合的に考慮し、最適な勾配を選びましょう。
専門業者に相談することで、より適切な判断ができます。

快適で安全な住まいを実現するためには、屋根勾配選びも重要なポイントなのです。
後悔しない選択をするため、時間をかけて検討しましょう。

当社は、小回りの効く対応と、真心をこめたこだわりの技術で、ご提案からお引渡しまで一貫して対応させていただきます。
外壁・屋根塗装・張替えをお考えの方はぜひ当社までご相談ください。



記事の監修者
馬場利久(ばば としひさ)

株式会社ホームコート 代表取締役

平成5年より外壁塗装業界に入る。
赤外線建物診断技能士、サイディング塗替診断士の資格を所有。
新潟県新潟市を中心に15,000件以上の施工実績を持つ。
「出会いに感謝」をモットーに、高品質かつ丁寧な施工を行っている。