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雨漏りはコーキングで補修できる?補修可能な症状と正しい方法をご紹介!2024.06.18

雨漏りはコーキングで補修できる?補修可能な症状と正しい方法をご紹介!

DIY愛好家のあなた、家のメンテナンスに意欲的で、雨漏り問題にも自分でなんとかしたいと考えているのではないでしょうか。
「コーキング剤があれば、雨漏りは簡単に直せるんじゃないか」そう思った人もいるかもしれません。

しかし、コーキング剤は万能ではありません。
適切な状況で使用しなければ、かえって雨漏りを悪化させてしまうことも。
そこで今回は、正しいコーキング補修の方法についてご紹介します。

□コーキング剤で補修できる雨漏りのタイプ

コーキング剤で効果的に雨漏りを直せるケースは、実は限られています。
コーキング剤は、主に小さな隙間を埋めるための接着剤のようなもの。
そのため、屋根材の小さなひび割れやずれ、天窓やサッシ周りのコーキング剤の劣化など、特定の状況でのみ効果を発揮します。

1:屋根材の小さなひび割れ・ずれ

屋根瓦のひび割れやずれ、スレート屋根の浮きやめくれなど、部分的な破損やずれは、コーキング剤で補修可能です。
しかし、瓦が完全に外れてしまった場合や、スレート屋根が剥がれ落ちた場合は、新しい屋根材が必要になりますので、専門会社に依頼しましょう。

2:天窓・サッシまわりのコーキング剤の劣化

天窓やサッシまわりのコーキング剤は、経年劣化によってひび割れや欠けが発生し、そこから雨水が浸入することがあります。
このような場合は、コーキング剤を充填することで、一時的に雨漏りを防ぐことができます。
ただし、天窓の修理は高所作業となるため、安全に配慮して作業を行うか、専門会社に依頼することをおすすめします。

3:雨樋の継ぎ目の破損

雨樋の継ぎ目が破損すると、雨水が適切に集水器や竪樋に流れず、外壁に流れ落ちてしまいます。
外壁は屋根に比べて雨水への耐久性が低いため、雨水が外壁に流れ込むと、ひび割れなどから雨水が浸入し、雨漏りが発生する可能性があります。
雨樋の破損が激しい場合は、交換が必要になることもありますが、一時的な補修としてコーキング剤で継ぎ目を埋めることも可能です。

4:外壁のコーキング剤の劣化

サイディングボードの目地や窓枠と外壁の隙間など、外壁に使用されているコーキング剤が劣化すると、ひび割れや隙間が発生し、そこから雨水が浸入することがあります。
築年数が経過していて、コーキング剤がボロボロになっている場合は、古いコーキング剤を剥がす作業が必要となるため、専門会社に依頼することをおすすめします。

□正しいコーキング補修の方法

コーキング剤を使って雨漏りを修理する場合は、正しい方法で行うことが重要です。
適切な手順を踏めば、DIYでも雨漏りを防ぐことができます。

1:古いコーキング剤の除去

まず、古いコーキング剤をカッターなどで丁寧に除去します。
古いコーキング剤の上から新しいコーキング剤を塗ると、密着性が悪くなり、雨漏りを防ぐ効果が期待できません。

2:表面の清掃

コーキング剤を塗る前に、表面を綺麗に清掃しましょう。
汚れが残っていると、コーキング剤の密着性が悪くなり、剥がれやすくなってしまいます。

3:マスキングテープによる養生

コーキング剤を塗る周囲をマスキングテープで養生します。
こうすることで、コーキング剤が周囲に付着するのを防ぎ、綺麗に仕上げることができます。

4:コーキング剤の充填

コーキングガンを使って、コーキング剤を均一に充填します。
隙間を埋めるように、丁寧に充填してください。

5:表面の仕上げ

ヘラを使って、コーキング剤の表面を綺麗に仕上げます。
盛り上がっている部分を平らにならし、滑らかな仕上がりを目指しましょう。

6:マスキングテープの剥がし

コーキング剤が乾く前に、マスキングテープを剥がします。
乾燥後に剥がすと、コーキング剤が剥がれてしまう可能性があります。

7:乾燥

コーキング剤は、完全に乾燥するまで時間がかかります。
製品の説明書に従って、適切な乾燥時間をおきましょう。

□まとめ

コーキング剤を使用した雨漏り修理は、一見簡単そうに見えますが、実は高度な技術が必要です。
適切なコーキング剤の選び方、古いコーキング剤の除去方法、適切な充填方法など、注意すべき点は数多くあります。
雨漏りが原因で家屋に大きな被害が及ぶ可能性もありますので、DIYで修理を行う場合は、十分な知識と技術を身につけてから行うようにしてください。

また、自信がない場合は、専門会社に依頼することをおすすめします。

新潟市・三条市・新発田市で1,500件以上の施工実績を持つ当社です。
豊富な経験に基づいた確かな技術をご希望の方は、ぜひ当社までご相談ください。



記事の監修者
馬場利久(ばば としひさ)

株式会社ホームコート 代表取締役

平成5年より外壁塗装業界に入る。
赤外線建物診断技能士、サイディング塗替診断士の資格を所有。
新潟県新潟市を中心に15,000件以上の施工実績を持つ。
「出会いに感謝」をモットーに、高品質かつ丁寧な施工を行っている。