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外壁からの雨漏りを防ぐための基本対策!原因と解決策を探る!2024.07.13

家の耐久性を保ちながら、雨漏り問題を手軽に、かつ効果的に解決したい。
そう考えている家主さんは多いのではないでしょうか。

雨漏りは、放置すると家の構造自体を傷めてしまう可能性もあり、早急に解決したい問題です。
しかし、雨漏りの原因は様々で、どこに相談すれば良いのか悩んでいる方もいるかもしれません。

この記事では、家主が自分で対応できる雨漏りの原因特定と基本的な修理方法について解説していきます。
信頼できる専門会社への依頼の判断基準も提供するので、ぜひ最後まで読んでみてください。

□外壁からの雨漏りの主な原因

まずは、外壁からの雨漏りの主な原因について解説していきます。

1:サッシ周り

サッシ枠と外壁との間のコーキング材の劣化や、ガラスと窓枠の間のシール材の劣化が原因で雨漏りが発生することが多く見られます。
古いサッシでは耐風性能が乏しく、サッシ本体の隙間から雨水が浸入してしまうケースもあります。

また、サッシまわりが浸入口ではなくても、室内のサッシ上から雨漏りが発生することもあります。
これは、外壁内に浸入した雨水が壁内の防水シート表面を下へ流れ、サッシ上部で雨水が溜まってしまうためです。
防水シートとサッシ上部は防水テープで密着させて雨漏りを防いでいますが、この部分の施工は難しく、施工不良も多いのが現状です。

施工不良の場合、築年数が10年以内で雨漏りが発生することが多く、瑕疵担保責任期間内であれば、住宅を購入した販売会社・建築会社に連絡することをおすすめします。

2:コーキングの劣化

サッシまわりのコーキング材以外でも、外壁のつなぎ目などはコーキング材を使用します。
コーキング材が劣化して、き裂・破断・孔開きなどが発生することで、雨水が外壁内へ浸入してしまいます。
コーキング材はゴムのような素材でできており、寿命は日射があたる南面では早ければ5年、長くても10年程度です。
劣化の要因としては、日射の紫外線や風雨、建物・外壁材の微振動などが考えられます。
外壁では、コーキング材を必ず使用するため、定期的なメンテナンスが必要です。

3:外壁のヒビ割れ

セメントと砂を混ぜ合わせたモルタルでできた外壁は、経年劣化によりひび割れが発生することがあります。
ひび割れから雨水が浸入し、雨漏りを引き起こす場合があります。
ひび割れの原因としては、地震や地盤沈下、温度変化による外壁材の膨張・収縮などが挙げられます。

4:幕板(まくいた)

外壁と屋根の境目に設置されている幕板は、雨水が外壁に浸入するのを防ぐ役割を担っています。
しかし、幕板の劣化や破損により、雨水が浸入しやすくなってしまうことがあります。
幕板の劣化は、日射や風雨による影響を受けやすく、材質や施工状況によっても劣化速度は異なります。

5:水切り板金

水切り板金は、雨水が外壁に流れ込むのを防ぐために設置されています。
しかし、水切り板金の劣化や破損により、雨水が外壁に流れ込み、雨漏りを引き起こす場合があります。
水切り板金の劣化は、サビや腐食などが原因で起こります。

□外壁からの雨漏りの対応策

外壁からの雨漏りは、原因によって適切な対応策が異なります。
まずは、原因を特定することが重要です。

1:サッシ周り・コーキングの劣化・外壁のヒビ割れ

これらの原因による雨漏りは、自分で修理することも可能です。
コーキング材の劣化やひび割れは、市販のコーキング材や補修材を用いて自分で補修できます。
しかし、専門知識や技術が必要となるため、自信がない場合は専門会社に依頼することをおすすめします。
サッシ周りの雨漏りは、サッシの交換やコーキングの打ち替えが必要となる場合があり、専門会社に依頼する方が安全です。

2:幕板・水切り板金

幕板や水切り板金の劣化による雨漏りは、自分で修理するのは難しいです。
これらの部品は、専門的な知識や技術が必要となるため、専門会社に依頼することをおすすめします。

3:専門会社への依頼

雨漏りの原因が特定できない場合や、自分で修理するのが難しい場合は、専門会社に依頼することをおすすめします。
専門会社は、原因を特定し、適切な修理方法を提案してくれます。
また、雨漏りの原因を特定するために、屋根や外壁の調査を行うこともあります。

□まとめ

外壁からの雨漏りは、放置すると家の構造自体を傷めてしまう可能性があります。
原因を特定し、適切な対応策を取ることで、雨漏りを防ぐことができます。
自分で修理できる場合もありますが、専門知識や技術が必要となるため、自信がない場合は専門会社に依頼することをおすすめします。

雨漏りは、早めに対処することで、大きな被害を防ぐことができます。
適切な対応を心がけ、快適な住環境を維持しましょう。

当社は、新潟市・三条市・新発田市で高性能なサーモグラフィー診断を用いた、雨漏りチェックを行っている会社です。
安心して任せられる工事をご希望の方は、ぜひ当社までご相談ください。



記事の監修者
馬場利久(ばば としひさ)

株式会社ホームコート 代表取締役

平成5年より外壁塗装業界に入る。
赤外線建物診断技能士、サイディング塗替診断士の資格を所有。
新潟県新潟市を中心に15,000件以上の施工実績を持つ。
「出会いに感謝」をモットーに、高品質かつ丁寧な施工を行っている。