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塗料の乾燥時間とは?効果的な塗装作業と天候への対応法2024.05.22

DIY愛好家や自宅のメンテナンスに熱心な方に向けて、今回の記事では自分で行う塗装作業の正確な乾燥時間とその重要性について掘り下げていきます。
正しい乾燥時間を知ることで、塗装作業の成果を最大限に引き出し、美しい仕上がりを実現できます。

□塗料の乾燥時間とは?理解と適用の重要性

塗料の乾燥プロセスは、簡単に見えても非常に複雑です。
乾燥過程には、以下の4段階が存在します。

1:指触乾燥

この段階では塗料が表面上で乾燥し、軽く触れたときに塗料が手につかない状態になります。
乾燥時間は通常、塗装後1〜2時間で、気温や湿度によって変わることがあります。

2:半硬化乾燥

塗装面が指の腹でこすっても塗膜にシワやヨレが出ない段階です。
この時点で、2度目の塗装が可能になりますが、乾燥時間は数時間から翌日にかけて変わります。

3:硬化乾燥

塗料が内部まで乾燥し、表面を強くこすっても傷や指紋がつかない状態になります。
通常、塗装後約1週間でこの段階に達します。

4:完全乾燥

最終段階で、塗膜が完全に固化し、物理的な強度や耐化学薬品性が最大になります。
完全乾燥には、塗装後2週間以上かかることもあります。

これらの情報は、塗装作業を計画する上で非常に重要です。
塗料が各段階で適切に乾燥することを確認することで、耐久性の高い仕上がりを実現できます。

□天候と季節の影響を受ける塗料の乾燥時間

塗料の乾燥時間は気象条件に大きく左右されます。
特に影響するのは以下の4つの要因です。

1:気温

高い気温は塗料の乾燥を加速させますが、過度に高いと塗料が表面だけで硬化してしまうことがあります。
一方で、低い気温は乾燥を遅らせ、適切な硬化が行われないことがあります。

2:湿度

湿度が高いと、水分が蒸発しにくくなり塗料の乾燥が遅くなります。
適切な湿度で作業を行うことが推奨されます。

3:風速

強い風は乾燥を促進しますが、過度に強いと塗料が不均一に乾燥してしまう可能性があります。

4:日射量

直射日光は塗料の温度を上昇させ、乾燥を促進しますが、UVの影響で塗料が劣化することもあります。

これらの要因を理解し、適切な天候と季節を選ぶことが、美しい仕上がりを実現する鍵です。

□まとめ

塗装作業の成功は、適切な乾燥時間の管理にかかっています。
この記事で解説した乾燥の各段階を理解し、気象条件を考慮に入れることが重要です。
それにより、耐久性が高く、見た目も美しい塗装面を実現できます。
美しい仕上がりを目指して、正確な乾燥時間を計画しましょう。

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記事の監修者
馬場利久(ばば としひさ)

株式会社ホームコート 代表取締役

平成5年より外壁塗装業界に入る。
赤外線建物診断技能士、サイディング塗替診断士の資格を所有。
新潟県新潟市を中心に15,000件以上の施工実績を持つ。
「出会いに感謝」をモットーに、高品質かつ丁寧な施工を行っている。